メモリクロックによるLlanoのグラフィック性能変化を検証 - まとめ | MaterialisticA -マテリアリスティカ-

2011/08/02

メモリクロックによるLlanoのグラフィック性能変化を検証

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Llanoに最適なメモリは?

今回の検証で、Llanoの魅力であるiGPUのグラフィックス性能は、メモリクロックによる影響を受けることがお分かり頂けたかと思います。従来のオンボードグラフィックス機能もこの傾向にありましたが、Llanoの場合、iGPUのパフォーマンス自体がかなり高いので、その効果が顕著に現れているように見えます。

他のプラットフォーム以上に、ハイクロックメモリを選ぶメリットの大きく見えるSocket FM1ですが、パフォーマンスを重視して選ぶプラットフォームというより、コストパフォーマンスの高さが売りのプラットフォームという位置づけにあります。グラフィックパフォーマンスを底上げするために、高価なハイクロックメモリを買ってしまったのでは、プラットフォーム全体のコストが上がってしまいます。

2011年8月現在、DDR3-1333スペックのメモリは、4GB×2枚セットでも4,000円を割るところまで価格が下がっていますが、DDR3-1600スペックのメモリに関しても、一部の製品で4,000円を割っており、純粋なGB単価はDDR3-1333に譲るものの、コストパフォーマンス面ではDDR3-1600がやや有利と言えます。

DDR3-1866スペックのメモリについては、最安値クラスの製品でも8,000円前後(4GB×2)と、DDR3-1600との価格差が大きいのが現状です。また、LlanoにDDR3-1866動作のメモリを接続する場合は1チャンネル1枚までとされています。今回の検証ではDDR3-1866動作時も2GBメモリ4枚差しで行って問題ありませんでしたが、価格面やこれらの仕様を考慮すると、現時点ではDDR3-1600スペックのメモリが、Llanoに最適なメモリと言えるのではないでしょうか。

Llanoとメモリクロック_0000.JPG

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