ASUS F1A75-V PRO - 外観 - | MaterialisticA -マテリアリスティカ-

2011/07/20

ASUS『F1A75-V PRO』は、AMD A75 チップセットを搭載したSocket FM1対応マザーボードです。フォームファクターはATXで、ボードサイズは標準的な305mm×244mmとなっています。

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CPUソケット ─ CPU Socket ─

F1A75-V PROのCPUソケットはLlanoに対応したSocket FM1で、ソケットのメーカーはFOXCONNのようです。CPUクーラー用のリテンションはSocket AM3+で採用されたものと同じ形状をしており、旧来のSocket AM2系/AM3と互換性を保ちつつ、リテンションの占有面積を減らしています。

F1A75-V PRO_0006.JPG▲ Socket FM1。リテンションはSocket AM3+と同形状
F1A75-V PRO_0004.JPG▲ ソケットはFoxconn製

メモリスロット ─ Memory Slot ─

メモリスロットには、DDR3-1066~1866のデュアルチャンネル動作をサポートするスロットを4本備え、最大で64GBのメモリ容量をサポートしています。とはいえ、現状『F1A75-V PRO』がサポートする16GBモジュールは存在しないため、64GBメモリのサポートは将来的なもののようです。

F1A75-V PRO_0002.JPG▲ 最近のASUS製マザーボードには珍しく、両ラッチのメモリスロットを採用

電源回路 ─ Voltage Regulator Module ─

CPUソケット付近に配置された電源回路には、ASUSがDIGI+ VRMと呼ぶ、6+2フェーズのデジタルVRMが採用されています。ASUSはDIGI+ VRMの利点として、フェーズ数を1フェーズ単位でスムーズに切り替えできることや、クロック制御にスペクトラム拡散方式を採用したことによる電源回路自体のノイズ抑制などを挙げています。

電源回路のコントローラチップは、DIGI+ VRM EPUと刻印された「ASP1000C-16」が搭載されています。PWMコントローラとASUSの電力管理チップを纏めたチップのようですが、ちょっと調べた感じでは、CHiL Semiconductor製のチップのようです。

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拡張スロット ─ Expansion Slots ─

拡張スロットは、PCI Express 2.0 x16スロットが1本、x16形状のPCI Express 2.0 x4が1本、PCI Express 2.0 x1が2本、PCIが3本となっています。F1A75-V PROでは、拡張スロットに対応ビデオカードを接続することで、APU内蔵グラフィックスとビデオカードAMD Dual Graphicsが利用可能となっています。

また、x16形状のスロットはCrossFireXをサポートしており、x16 + x4という帯域の組み合わせでCrossFireXを構築可能です。ただし、CrossFireXを構築した場合、上から2番目のPCI Express x1スロット(PCIEX1_2)が利用できなくなる仕様となっています。

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▲ 表面
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▲ 裏面

ストレージ ─ Storage ─

F1A75-V PROはストレージ接続用のインターフェースとして、AMD A75 チップセットがサポートするSATA 3.0 6Gbpsポート6本と、ASMedia ASM1061によるSATA 6Gbpsポート2本(内蔵×1 + eSATA×2)を備えています。このうち、A75 チップセットに接続されているSATA 6Gbpsポート6本は、RAID 0、1、10およびJBODをサポートしています。

F1A75-V PRO_0013.JPG▲ グレーのSATAポートがAMD A75接続。ブルーのSATAポートはASMedia ASM1061接続。
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背面端子 ─ Back I/O Ports ─

バックパネル部分には、USB 3.0ポート×4、USB 2.0ポート×2、eSATA×1、Gigabit LAN×1、PS/2ポート×1、光デジタル音声出力×1、オーディオジャック×6の他、ディスプレイ出力用のHDMI、Display Port、DVI-D、D-sub端子が各1端子ずつ用意されています。

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その他

USB 3.0/USB 2.0
バックパネルに4ポート用意されているUSB 3.0ポートは、4ポートのうち2ポートがAMD A75 チップセット接続で、残りの2ポートはASMedia ASM 1042に接続されています。AMD A75 チップセットは最大で4つのUSB 3.0ポートをサポートしていますが、残り2つのポートは内部接続用のピンヘッダーとして用意されています。

USB 2.0ポートは、すべてAMD A75 チップセットによって提供されており、バックパネルの2ポートと、内部接続用ヘッダーが4つ(8ポート)実装されています。

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イーサネットコントローラ(LAN)
F1A75-V PRO_0021.JPG▲ イーサネットコントローラは、Gigabit LAN対応のRealtek RTL8111E。

オーディオコントローラ
F1A75-V PRO_0023.JPG▲ オーディオコントローラは、Realtek ALC892。

スーパーI/O
F1A75-V PRO_0022.JPG▲ スーパーI/Oは、ITE IT8728F

TPU
F1A75-V PRO_0025.JPG▲ ASUS独自のオーバークロック専用制御チップ「TPU」。チップセットを介さずにクロックおよび電圧の制御が可能。
F1A75-V PRO_0026.JPG▲ TPUと電力管理チップ「EPU」は、マザーボード上のスイッチでON/OFF可能。

クロックジェネレータ
F1A75-V PRO_0028.JPG▲ クロックジェネレータには、ICS 9LPRS477DKLを搭載。

コンデンサ
F1A75-V PRO_0027.JPG▲ ボード上のコンデンサは、APAQ製の固体コンデンサで統一されている。

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